こんにちは！あさのちづこです。

２年前のわたしは、身体も心もボロボロの状態でした。

最愛の姉をがんで亡くしたあと、しばらくして第二子を出産し、身体も心も十分に休まらないまま子育てに追われ、気がつけば心身は疲れ果て、生活リズムは乱れ、いつも疲労感と共に生活していました。

自分のことをもっと大切にしたいと思うものの、心身のメンテナンスをする時間の余裕も、心の余裕も全くありませんでした。

鏡に映るピラティス講師らしからぬたるみきった身体と、疲れ果てた表情を見た時「このままではまずい・・・何かを変えないと」と。焦りが湧いてきました。

 ただ、これまで大事故をきっかけに16年以上自分の心身と向き合い続け、10年以上ピラティスを指導してきた私にはこんな確信がありました。

「とはいえ、早起きしてピラティスをすることを習慣にしたら、間心身のリズムも生活リズムも姿勢バランスも、間違いなくよい方向へと向かうんじゃないか？いや、もはやこれは人生が変わるはず！」

「でも1人じゃなかなか続かないかぁ」

そんな時思いついたのが、「みんなとやる！」という必殺技です（笑）

そう、1人じゃ続かなくても、みんなと一緒なら楽しみながら習慣化でき、楽しみながら健康になれるんです。

そんな思いで声をかけ、始まったのが私たちのサロンです。 


つい２年前までは０時を過ぎてから眠るのが普通、朝は７時すぎに慌てて起きることもしばしばあったわたしですが、あれから少しずつ心身のリズムをととのえ、就寝時間を早め、起床時間を早くしていったところ・・・


なんと今では21時半就寝、3時40分起床が基本スタイルになりました。

何をするでもなくダラダラと過ぎていた夜の時間は、睡眠時間へと変わり、まだ子供が寝ている早朝の時間帯は、自分を大切にするゆとりの時間へと変化しました。

また、サロンを始めてから、明らかに風邪をひきにくく、ひいたとしても引きづりにくい身体になりました。

メンバーのみんなも、元々早起きだった方は多くありません。またピラティスの経験がなかった方がほとんどです。

ただ、一つ一つ自分にできることを丁寧に実践し、自分自身と向き合い続けていくことで、本来のリズムへと近づいているのだと思います。


 私は17年前に列車事故に遭ったことをきっかけに、傷ついた心身と向き合い続け、またセラピーや講演活動を通して、多くの方と関わっていく中で確信したことがあります。

それは「人はどれだけ傷ついても、目の前の自分を大切にすることで、傷と共に幸せに生きられる」という確信です。

とはいえ、便利で楽ちんなモノに囲まれ、日々膨大な情報が溢れかえる社会で生きる、わたしたち現代人にとって「日々私を大切にする」ことは、そう簡単なことではありません。

なぜなら多くの人が身体の声を聞く前に、頭を使って考えてしまう癖がついてしまっているからです。


「わたしを大切にするとは？」の答えは、いつも頭ではなく、身体が「感覚」を通して教えてくれています。

私たちは、生まれ持って授かった身体の可能性に気づきさえすればいいのです。

でもどうやって気づけばいいの？

そこでピラティスの出番です。

私たちがお伝えするピラティスは「身体の感覚を磨き、自分の状態に気づく力をやしない、生命としての私をよりイキイキと輝かせるためのピラティスです。

日々ピラティスを行うことで、時に浅くなっている呼吸や、緊張した身体に気づくことができます。

また、それでも身体は呼吸し、動き続けていることに気づくこともできます。そして興味を持って自分の状態を知っていくことで、身体本来のつながりやリズムを少しずつ取り戻していくことができます。


日々の小さな習慣が、ほんの少しずつ「生命としての私を大切にする習慣」に変わっていった時、あなたの生活はどんな風に変わると思いますか？自分の身体に対する捉え方は、今と同じのままでいられるでしょうか？


きっと、あなたの心身は本来のリズムとバランスを少しずつ取り戻し、生きる活力が内側から湧いてくるはずです。

そして、それらは日々の自分自身の在り方や人間関係など、さまざまな場面に影響し、気がついた時には前よりもずっと今ある幸せを感じられるようになっているはずです。


20代後半まで、自分のことを大切にするなど考えたこともなかった私は、知らず知らず自分の身体をないがしろにし続け、自己否定を繰り返し、最後には何一つ生きる希望を見出せなくなった経験があります。

そんな私が、当時の私に伝えたいこと。それは、「いつからでも遅くないよ。でも１日でも早く気づくといいね」ということ。


「もっと自分のことを大切に生きたい」そう思う気持ちさえあれば、誰もが今この瞬間から、自分を大切に生きることができます。小さな勇気を出して、私たちと一緒に「わたしを大切にする習慣づくり」を実践しませんか？


  「生命としてのあなた」は、あなたが夜によく眠りエネルギーを蓄え、朝に目を覚まし、フレッシュな心身で1日を活動していると、きっと喜んでくれるはずです。